神棚からコロコロと踊り出る達磨へ
多摩川沿いの数メートルの崖に建つ祖父母の家は
休日にはたくさんの人が集まる家だった。
だいたい6-10人程、部屋はぎゅうぎゅう
時には駐在所のお巡りさんや大工さん
とにかく色んな人がいた
みんな楽しそうに思い思いに喋る。
賑やかな大人たちに押し出されるように
子供の私は
隣の畳の部屋に逃げて寝そべる。
目を横にやるとそこには
小さな達磨が横向きになって転がっている。
落ちたのかな?それとも誰か置いたのかな?
ザッと畳を擦りながら
体の向きを変え仰向けになって分かった。
ああ、なんだ、達磨を大きいやつに変えたんだ
神棚の達磨は少し大きなものに変わって
狭い面積に仰々しく祀られていた。
達磨を買い
その家の安全か何かを願い
それが叶えば一つ大きな達磨をまた買う
それをここで知った。
ほんとうはお焚き上げすべきなのだろうが
この家はどんどん貯めていく
小さい達磨は子供が遊んでいいという
勝手なシステム。
私は従兄弟たちと
いつも大きさの違う達磨で遊んだ
まるで神棚から
コロコロと躍り出たように自由に達磨で遊ぶ。
それがこの達磨のマメポ®︎が
しかめっ面のままコロコロと躍り出るように
少し傾きのある達磨のデザインになったわけだ。
しかめっ面したダルマのマメポ・Daruma-japanese leather round pouch
¥11,550価格
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